♯untitled_note

私的な考えとかメモ、その他トラブルシュート

ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン第4話感想

今回の話には不満があって決断的速度で筆を取った。
ヘッズには既に分かっているかもしれないが、ソニックブーム=サンのソニックカラテについてだ。
今回はソニックブーム=サンの擁護を重点していく。


しかし他は良かったし、今回も素直に感想を書いていこう。

カワイイ


歌い放題、カニ食べ放題のタラバー歌カニ!
マイクを持つカニがカワイイだ!



女子高生の「サイオー・ホースな」も聞けて大満足。*1

タラバー歌カニの知られざる内部

4話の一番の収穫はこのシーンと言っても過言ではない。


「蟹」ボタンがあからさまに蟹なのだ!

「蟹」ボタン連打!ジト目カワイイヤッター!


少しふっくらした子がフリートコレクションの日向めいてカワイイ!

超好きなシーン


この速度感。フラッシュアニメとのカタルシスもいいけど、
真面目アニメのこれも、やはりいい。遥かに良い…。

不満なシーンその0

殆どおまけ。実際にはあまり不満ではないけどついでに。


このシーン、分かりにくいので、ちょいとご説明。

スーサイド=サンのジツはアブソーション・ジツは他人の生命力を奪って吸収し 力の底上げや、傷を癒やすことができる。
これはスーサイド=サンがヤモトたちの生命力を吸い取ろうとするが、止めるという、ニンジャらしからぬ彼の漢のシーンなのだが、
アニメイシヨンでは落ちた直後に、スーサイド=サンがヤモトたちを視認した様子が無いため、
直前にソニックブーム=サンに発動していたジツが使えなくなり、
パワが無くなったかのような描写に見えるのでは、と思った。

たぶんここは、一瞬スーサイド=サン視点でローアングルからヤモトたちを見やり、
その存在を視認したことを視聴者に伝えるとともにファンサービスを重点し、この描写を入れると、まだましだったと思う。*2

不満なシーンその1

ソニックブーム=サンは、多くのニュービーが初めて目にするであろう
ノーカラテ・ノーニンジャを体現するニンジャなのに*3、その戦闘シーンは実際雑。



「今も昔もニンジャは、カラテを極めたものが上に行く。身を持ってわからせてやろうじゃねえか。」

という超渋い啖呵とともにそのカラテを目にし、
多くのものがソニックブーム=サンのファンになるはずだったのに次のシーンがこれである。



まあ、想定内でしたよ…。
でも許せない。


何がって、
左右に揺れてオリガミが爆発してるけど、なんで爆発してるのかは見た目には全然わからない。

これ、実際には迫り来る飛来オリガミをソニックカラテ一発で複数撃ち落としてるのだ。
アニメイシヨン以外ではソニックブーム=サンも多少オリガミを被弾しますが(アニメは無傷)、それでも一方的にやられてるように見えるこれは頂けなかった。
せめてワンシーンだけでもそういうシーンがあれば、せめてゴブリン=サンのナレーションによって補足してくれれば…*4

不満なシーンその2

ヤモト捕縛までのシーンの流れを見てみましょう。


上のオリガミ迎撃から「オトナをナメんなよ…」という台詞からノロシ装置発動

ヤモト=サンがこれを労せず迎撃


ヤクザの間からぬっと出てきて掌底(?)


そしてヤモト確保

ニンジャスレイヤーを最近見始めた貴方!どう思いましたか?
カラテの差を感じましたか?感じません。


だってこれ、オリガミ飛ばされて苦戦したソニックブーム=サンがクローンヤクザの増援を呼んで、その隙をついたような格好ですもん。
やってることがサンシタめいていて、ソニックブーム=サンの計算高さと確かなカラテが伝わってきませんよね。

当然、アニメイシヨン以外ではソニックカラテを存分に奮って、
クローンヤクザたちの迎撃でオリガミ(弾)が切れたヤモト=サンをソニックカラテで打ち倒します。

不満なシーンその3

そしてニンジャスレイヤーとの戦い。
最後まで普通のアニメ描写のなかったソニックカラテ。
これには本当にがっかりした…。



普通のソニックカラテパンチ。
タイガーショットめいているが、これはまあ許せる。



フジキドの無数のスリケンを撃ち落とす対空ポムポムパンチ。
これは許せない。


実はこれ、先のソニックカラテパンチをニンジャスレイヤーが跳躍による回避動作を行うと予測した対空技で、
フジキドはその対処のためにスリケンを投げて相殺しているのだ。
防御ではなく攻めのカラテなのだが、これが攻めに見えた人いるだろうか?

それでも威力を殺しきれずフジキドもダメージを受ける、それでもどうにかニンジャスレイヤーがどうにか間合いを詰めるという両者のカラテが伝わる凄いシーンだ。
それがまるで、オリガミといいスリケンといい、飛び道具に弱いかのように終始攻められているように見える。
更に言うと、先に述べたゴブリン=サンのナレーションがあったにも関わらず、ただ「ソニックカラテ対空ポムポムパンチだ!」と言うだけに終わってるのが許せなかった。

不満なシーンその4



至近距離での拳と拳のぶつかり合いからの出血! これも許せない。

実はこれ、ニンジャスレイヤーのパンチ力が強かったわけではなく、
ワン・インチ距離ではソニックカラテの破壊力が自分にまで来てしまう(当然相手にもダメージは行く)
というリスクを背負った、覚悟の篭ったジェット・ツキなのだ。
その結果、アニメイシヨン以外ではニンジャスレイヤーにもダメージを与えた代わりに、
自身の腕が裂けてしまうという壮絶なシーンだ。

そんなパンチを、別にソニックブーム=サンの拳からエフェクトが出るわけでもなく、
普通に拳と拳がぶつかり合った時に出る、よくあるアニメめいた衝撃派のみで、グワーッもなくフジキドも無傷。
ソニックブーム=サンのファンボーイからすれば、無念の極みだ。


まとめ

限られた時間の中で、フラッシュアニメイシヨンとナレーションのワザマエを駆使して、
小説でその光景を想像させるかのような魅せ方をして欲しいとつくづく思う回だった。

ショーゴー=サン(スーサイド)を秒速で張り倒した以外、見せ場らしい見せ場の無かったソニックブーム=サン。

元ヤクザバウンサーでソウカイ・シックスゲイツのスカウト部門かつ
カラテもできて、熱い戦闘もできるというとても良いキャラなのに
この魅せ方は無いんじゃないの。と心底思ったよ。

尺の都合上もしやソニックブーム=サンの見せ場はないのでは?と懸念していたが、ここまでとは…
別に少々ストーリーを省略してもいいとは思うけれど、キャラの魅力を損なう改変は悲しい。
これも多様性か?と言われればそうなのだが、ワザマエが異なる別の人になるのは違うと思った。




そういうわけで、ソニックブーム=サンのソニックカラテは本当はスゴイものだし、
ニンジャスレイヤーとの戦闘シーンも熱いものです。

興味を持ったら原作小説か、漫画(これはコンプ版)を是非見て欲しい。
アニメイシヨンで見たソニックブーム=サンのカッコ良さがより伝わります。◆しよう◆
なお、この感想文はアニメイシヨンの感想であり、怪しくはない。安心です。

『NINJASLAYER』(漫画)その18 ラスト・ガール・スタンディング#3(前編) - Togetterまとめ
『NINJASLAYER』(漫画)その19 ラスト・ガール・スタンディング#3(後編) - Togetterまとめ
『NINJASLAYER』(漫画)その20 ラスト・ガール・スタンディング#4(前編) - Togetterまとめ
『NINJASLAYER』(漫画)その21 ラスト・ガール・スタンディング#4(後編) - Togetterまとめ
『NINJASLAYER』(漫画)その22 ラスト・ガール・スタンディング#5(前編) - Togetterまとめ
『NINJASLAYER』(漫画)その23 ラスト・ガール・スタンディング#5(後編) - Togetterまとめ
『NINJASLAYER』(漫画)その24 ラスト・ガール・スタンディング#6(前編) - Togetterまとめ
『NINJASLAYER』(漫画)その25 ラスト・ガール・スタンディング#6(後編)/ニュー・メッセンジャー・オブ・ホワット - Togetterまとめ

*1:フィーヒヒヒ!女子高生の足!ふと足カワイイ!

*2:できればヤモト以外にフォーカスが当たる形で一緒に手を映したい

*3:フジキドは反則

*4:「ナムサン!速すぎるパンチが衝撃波を生じさせ、オリガミをまとめて撃墜したのである。これこそがソニックブームの得意技、ソニックカラテだ!」とだけ言ってくれればメンツは保てたはずだ