♯untitled_note

私的な考えとかメモ、その他トラブルシュート

ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン第5話感想

レイジ・アゲインスト・トーフ

今回もかなり面白かった。他は特に言うことがない。

追記(2015/05/15)
面白かったという意味が伝わらないかも知れないと思って追記。
レイジ・アゲインスト・トーフを15分に凝縮した、脚本、構成、演出、全てが面白かった。
間違いなくこれはニンジャスレイヤーのレイジ・アゲインスト・トーフだと言える。
そういう意味で面白かった。
足りぬ事といえば、ビホルダー=サンがソニックブーム=サンめいてサンシタのような描写になったことぐらいだ。
ビホルダー=サンも尋問(拷問)されながら目を繰り抜いて見せて逆転を図ろうとしたりとガッツはあるが、
ファンではないので徹底的な擁護はしないことにした。*1



のだが…チープなフラッシュアニメがかなり少ないことについて 困惑している人を救済しようと思い、決断的に筆を取った。

しかし僕が15分アニメの感想文を真面目に書き始めると
3時間はかかることがわかったので、本当に殴りつけるように書いていく。

右と左

視聴後のあなた方の感想はどうだっただろうか?
やっぱりフラッシュアニメが足りない?

自我研修が行き届いていてたいへんに結構なことだが、
僕はニンジャスレイヤーの魅力はこういった話にこそ詰まっていると思っている。*2


ニンジャスレイヤーのお話は、大きく分けて右寄り(シリアス)、左寄り(ギャグ/コミカル)があるが
今回の「レイジ・アゲインスト・トーフ」というお話は、かなり右寄りな話だ。


実際にはこれまでの1〜4話もかなり右寄りな話なのだが、
今回は1人のモータル(非ニンジャの一般人)に終始フォーカスがあたっている事が異なっている。

物語の主人公

そう、今回のアニメイシヨンは右腕にテッコを装着したシガキ・サイゼン=サンが主人公である。
今回のようにニンジャスレイヤーにフォーカスが当たらず、最後に出て殺すおじさんになっている話も実際チャメシ・インシデントだ。

今回のアニメイシヨンは、そのシガキ=サンを中心にした話であり、
かつそのシリアスな話を存分に引き出す為に、フラッシュアニメを最小限に抑えたのだと思う。


どうシリアスなのか、正直シガキ=サンの過去・現在を説明が無いと
何がシリアスなのかわからないので、少し書いておこうと思う。

シガキ=サンの過去

サカイエサン・トーフ工場に勤めていた墨絵師を目指していたシガキ・サイゼン=サンが、トーフプレス機で右腕を失ってしまう。
サカイエサン・トーフ社は労災として、旧世代の戦闘用サイバー義手「テッコ」(確か中古)を与え、シガキ=サンは復職するが、
旧世代の戦闘用サイバー義手ということもあり、テッコの力加減が全くできず、
工場の設備を壊してしまい、職を失った上に莫大な賠償金を背負わされてしまう。


そんなことがあった後で、冒頭のスシバーのシーンに繋がる。

どうでしょうか?
これだけ知っているだけでも、この話の見え方が変わってくると思います。


1人のモータルがマッポーの世の中で1つのミスから、全ての人生が狂っていく。

仕組まれた暴動に身を任せ、プロの墨絵師という己の目指す道と、
暴動の中で生まれたテクノカラテの才能とで葛藤を繰り広げ、
最後にはインガオホーというコトワザ通りテッコも破壊され満身創痍の状態になる。

しかし、その目にはニンジャスレイヤーという「鬼」が魅せた光景が映り、彼はまだ生きている。

そういう状態でヒキ。この話はおしまいです。
今までのようにニンジャが爆発四散してチャンチャンで終わりではない。
絶望(マッポー)の中に未来を見出すような終わり方だ。

まとめ

ニンジャスレイヤーは、シリアスなストーリーの中に馬鹿馬鹿しい地の文=サン(ナレーション)さんが居たり、ニンジャスレイヤー=サンのありえない行動に吹き出したりする、そういった笑い泣く物語なのだ。

そういった認識でアニメイシヨンを見て頂き、この話は何を表現しようとしているのか?
少し考えて見て、オハギめいたフラッシュアニメ中毒から脱出していただきたい。



また書いていて思ったが、このアニメはアニメを売ろうとしていない。
この説明不足な、しかし破綻の無いアニメで、そこから派生する
原作やコミッカライズに興味を持ってもらい、知識をつけてからさらにアニメイシヨンを再重点して、ヘッズのタノシイと商売のシナジー効果を生む為のモノのように思い始めてきた。

本当に抜け目ない商人の目が光っているように思える。


P.S.最近ちょくちょく動画に説明コメントを書いていたりするので、
今回もそういった方向で皆さんの興味を刺激していこうと思う。

次週のED

次週のEDを歌うのはエレクトリックイール=サンだ。
僕はこのバンドをご存じないが、この名前のニンジャなら知っている。


恐らく次の話は「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」

本当ならpart4ぐらいに分けてやって欲しい、僕自身本当に涙を流した物語になるだろう。
アニメの表現方法によってはあなた方も同じ目に合うだろう。備えよう。

*1:すまんな、本当にすまん。

*2:冗談抜きで本気だ