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私的な考えとかメモ、その他トラブルシュート

InterlinkのDS-Lite接続(ZOOT NATIVE)をRT107eで使ってみる

ここに書いてあるのはネットワークのネの字もわかっていないような人間のメモかつ、あわよくば逆に教えてもらおうという感じの記事です。内容を参考にしてあなたのPCやルータ等が例え爆発したとしても誰も一切の責任を負いません。

ただし僕のPCを爆発させたりウィルスに感染させたくないという親切な方はパケットフィルタリングなどの設定に関して積極的にアドバイスして頂くことは全く問題ありません。

 

 

はじまり

Interlinkからのメルマガで安定した速度が期待できる一つの選択肢としてDS-Lite方式を使った「ZOOT NATIVE」なるものが紹介されていた。

フレッツ接続 ZOOT NATIVE - INTERLINK

僕はStreetFighterVをプレイしているのだけれど、最近回線が安定せずにカクカクワープが頻発していたこともあって、これならどうだ?と思って飛びついた。

Interlinkの何が良いかというと、無料期間あり、いつ解約してもOKなのだ。
こりゃ最低限の支出で試して、良かったら契約続行しちゃうぜと思って頑張った。

 

ルータ何を使うか

まずDS-Lite接続に対応したルータが必要。

自分が今使っているルータ(WG1800HP)がDS-Liteに対応していれば幸せだったのだが、対応していなかった。

では一般的にお手軽に手に入るモノで言えばBUFFALO製ルータ。最近のものなら対応しているっぽい。参考はここ。

transix DS-Lite 接続確認機種情報


でも、BUFFALO製やIO DATA製の最近のものはお高いし、DS-Lite接続と言ってもベストエフォートな普通の光回線なことに代わりはないので満足な速度を得ることができなければ1万近く払って使わないルータが増えるという大惨事になりかねない。

せっかくInterlinkの契約料がお試し期間で無料なのに高い機材揃えてダメでしたは避けたい…、と思ってググッた結果、価格comの口コミにYAMAHAの中古ルータを買ってルータと併用すれば?というのがあった。これを採用。

bbs.kakaku.com

一応以下に引用を載せておく。

既に解決済みになっておりますが、DS-Lite接続の為だけにWXRシリーズ等の高機能・高価格帯のWiFiルーターの導入を検討されているのでしたら、次の様な安上がりな方法も考えられますがいかがでしょうか?

-- 1,000円~2,000円程度で入手可能なYAMAHAの中古ルーター(RT107e, RTX1100等)をDS-Lite接続用に使用し、その配下に必要に応じて廉価なWiFi親機をAP(ブリッジ)モードで繋ぐ --

YAMAHAルーターでは、"Web簡単設定"では用が足りずにコンソール等からコマンドを打ち込む必要がありますが、難しくはなくすぐに慣れると思います。DS-Lite接続に必要な最低限のコマンド群は以下のURLに示すものと同じです。(実際の運用ではフィルターを追加したほうが良いでしょう)

ちょっと不安なことはあるけど、この安さなら例えDS-Lite接続がボロカスでも後悔は少ないでしょう。近くにバルク品を売ってるところは無いので、Amazonで調べたら前情報通り2000円弱で中古が売られていました。これで決定。

新品ですら7万近くするものが今や3万、中古ならこのお値段で買えてしまうのです。
こんなに安いのはこの製品が2005年発売かつ中古だからですが、ちゃんと動くのか?という不安もありましたがキチンと動いてくれました。さすがYAMAHA。ありがたやありがたや。

 

RT107eを使う上での注意点

価格comの口コミにもありましたが、YAMAHAのルータはコンシューマ向け製品では無いためWebページ上からの設定があまりできない。コンソールから直接いじろうと思ったらソフトウェア技術者試験(だとちょっと微妙)ぐらいの知識は持ってないと厳しいと思う。

自分もネットワーク技術をかじっても直接的な設定をしてこなかったので、全然わからんまま不安になりつつも、ダメでもこれで勉強してやろうという意気込みで買った。

なお、RT107eはギガビットイーサに対応していないので、回線契約で1Gbpsを契約しているならこれを買っても100Mbpsまでしか出ないはずなので、素直に1万ぐらい払ってNVR500の中古とか、安定のBUFFALO製のを買うしかない。*1

少なくとも2017/06/22時点でギガビットイーサに対応してお安い製品は無さそうだった。

ただ、BUFFALO製やIO-DATA製のものはコンソールから詳細な設定ができない分、メーカーの考えた使い方以外に使えない。そうなるとちょっと不安があるので自分が買うならYAHAMA製のなんか買うと思う。*2

 

ちなみにRS232-Cコンソールケーブルは自前で持っていたけど、Web上からもコンソールコマンドが叩ける用になっていたので無くてもどうにかなる(telnetもあるし)

 

やったこと

まず初期化

cold start

次にいきなりDS-Lite接続の確認
これはググったら結構いくらでも出てくるのだが、Interlinkにはある程度マニュアルが用意されているのでこちらを見つつ、価格comの口コミにも書かれていたページ、先駆者の設定を見て必要そうなものを片っ端から掻い摘んで設定した。

ZOOT NATIVEの設定マニュアル一覧
YAMAHA NVR500 (たぶんこれが最低限ひつようなもの)

 

ZOOT NATIVEの設定マニュアル一覧はNVR500やRTX1200の設定が紹介されていて、どちらも最初の方でWeb設定をなんやかんややっているのだが、RT107eでは同様の設定がなく、似たようなWeb設定をしていくといつも通りのPPPoEのプロバイダを追加してしまうので、結局Web設定の最初の説明は飛ばしてコマンド部分だけにした。

ip route default gateway tunnel 1
ipv6 prefix 1 ra-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1 o_flag=on
ipv6 lan1 dhcp service server
ipv6 lan2 dhcp service client ir=on
tunnel select 1
 tunnel encapsulation ipip
 tunnel endpoint address 2404:8e01::feed:100
 ip tunnel mtu 1460
 ip tunnel tcp mss limit auto
tunnel enable 1

ip lan1 address 192.168.10.1/24
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.10.2-192.168.10.191/24
dns server dhcp lan2

MTUとかは無くても接続できたのだけれど、接続できた後に一応ping -f -l で調査したものを打ち込んだ。
IPアドレスDHCP範囲はデフォルトから変えた。telnetだと再接続が必要になる。
この時点で正常に接続されていれば、トップページにIPIPの設定が「通信中」で表示される。

f:id:rizenback000:20170621224958p:plain

ちなみに、この時点ではIPv6で接続出来るところにはIPv6で接続される(確か)

 

速度測定してみる

測定サイトはここ。

www.speedtest.net

計測結果

ダウンロード/アップロード共にこんな感じ。しかもいつ測っても何回測っても一緒。
ただしPPPoEは本当に毎回安定しない。これは良い。

DS-Lite(ZOOT NATIVE):85Mbps~93Mbps
PPPoE(ZOOT NEXT):10Mbps~30Mbps

回線はフレッツ光ネクスト マンションタイプの100Mbpsを契約しているので、DS-Liteはほぼ論値を出している。最高。

 

おまけ - IPv6での速度測定

使ったのはここ。

IIJmio IPv6スピードテスト

なんと理論値の100Mbpsを超えた。むちゃくちゃ。

f:id:rizenback000:20170621234141p:plain

 

DS-Liteのデメリット

いろいろなサイトのDS-Lite接続に関する記事を見ているとわかるのだけれど、DS-Lite方式では仕組み上ポート開放ができない。

StreetFighterV(Steam)で使いたいのにポート開放できなくて大丈夫かよ?と思っていたのだが、結構戦ってみたがまぁ大丈夫そう。しかもマッチングがかなり早くなった。
不安定な回線のポート開放よりも安定した回線のポート無開放が勝るようだった。
(また様子が変わったらここ書き直すかも)

2017/07/03追記:
結構数をこなしてみたけど、ポート開放できてなくてもストVはDS-Lite接続で十分いける。
友達とやってみてもたまにカクカクラグが出て来るぐらいっぽい。それでもポート開放したPPPoE(ZOOT NEXT)の頃にもあった現象なのでポート開放云々が関係してるのか最早わからん感じ。
マッチング速度が速いのでZOOT NEXTは継続契約していくつもり。

IPパケットフィルタリングを追加する

上の設定だけではなんでも通信出来るガバガバセキュリティなので、セキュリティの向上を図る必要がある。

これは本当によくわからんくて困った。他の方のフィルタリング設定とトライ&エラーで、だいたいこういうことだろうって感じで設定している。自分の頭で考えた結果、これどういう意味あるのか全然わからん。と思っても見よう見まねで一応設定した…。


参考にしたのはココと、普段使っているWG1800HPのデフォルト設定。

ヤマハルータの基本的なフィルタ設定 : マロンくん.NET

クイック設定Web初期値一覧|Aterm®WF1200HP ユーザーズマニュアル
<パケットフィルタエントリ 初期値>(※これはWG1800HPじゃないけど内容は一緒)

 

ココで困ったのは、inとout、それからAtermのこの設定がどのインタフェースを指しているのかわからなくて困惑した。

結論から言うと、inが受信でoutが送信、Atermは多分WAN側設定。インタフェースに入ってくるものは全部inで出ていくものは全部out。

ここが参考になった。

パケットフィルタ設定例

FAQ for YAMAHA RT Series / IP Packet Filter

 

うーん、でも未だに不安。

#最低限のフィルタリング(Atermデフォルト設定)
ip filter 101000 reject * * udp,tcp * 135
ip filter 101001 reject * * udp,tcp * 137-139
ip filter 101002 reject * * udp,tcp * 445
ip filter 101003 reject * * udp,tcp 135 *
ip filter 101004 reject * * udp,tcp 137-139 *
ip filter 101005 reject * * udp,tcp 445 *
ip filter 101006 reject * * udp,tcp * 2049
ip filter 101007 reject * * tcp * 1243
ip filter 101008 reject * * tcp * 12345
ip filter 101009 reject * * tcp * 27374
ip filter 101010 reject * * tcp * 31785
ip filter 101011 reject * * udp * 31789
ip filter 101012 reject * * udp * 31791
ip filter 101099 pass * * * * *

ip lan1 secure filter in 101000 101001 101002 101003 101004 101005 101099
ip lan1 secure filter out 101000 101001 101002 101003 101004 101005 101006 101007 101008 101009 101010 101011 101012 101099


ipv6 filter 101003 reject * * udp,tcp 135 *
ipv6 filter 101004 reject * * udp,tcp 137-139 *
ipv6 filter 101005 reject * * udp,tcp 445 *
ipv6 filter 101000 reject * * udp,tcp * 135
ipv6 filter 101001 reject * * udp,tcp * 137-139
ipv6 filter 101002 reject * * udp,tcp * 445
ipv6 filter 101006 reject * * udp,tcp * 2049
ipv6 filter 101007 reject * * tcp * 1243
ipv6 filter 101008 reject * * tcp * 12345
ipv6 filter 101009 reject * * tcp * 27374
ipv6 filter 101010 reject * * tcp * 31785
ipv6 filter 101011 reject * * udp * 31789
ipv6 filter 101012 reject * * udp * 31791
ipv6 filter 101099 pass * * * * *

#in (一応IP計算したけどあってるんか?)
ipv6 filter 101020 reject 0:0:0:0:0:ffff:a00:0/104 * * * *
ipv6 filter 101021 reject 0:0:0:0:0:ffff:ac10:0/108 * * * *
ipv6 filter 101022 reject 0:0:0:0:0:ffff:c0a8:0/112 * * * *
ipv6 filter 101023 reject 0:0:0:0:0:ffff:c0a8:a00/120 * * * *
#out (一応IP計算したけどあってるんか?)
ipv6 filter 101024 reject * 0:0:0:0:0:ffff:a00:0/104 * * *
ipv6 filter 101025 reject * 0:0:0:0:0:ffff:ac10:0/108 * * *
ipv6 filter 101026 reject * 0:0:0:0:0:ffff:c0a8:0/112 * * *
ipv6 filter 101027 reject * 0:0:0:0:0:ffff:c0a8:a00/120 * * *
#dynamic filtering
ipv6 filter dynamic 101080 * * ftp
ipv6 filter dynamic 101081 * * domain
ipv6 filter dynamic 101082 * * www
ipv6 filter dynamic 101083 * * smtp
ipv6 filter dynamic 101084 * * pop3
ipv6 filter dynamic 101085 * * telnet
ipv6 filter dynamic 101098 * * tcp
ipv6 filter dynamic 101099 * * udp

tunnel select 1
ipv6 tunnel secure filter out 101020 101021 101022 101023 101000 101001 101002 101003 101004 101005 101099 dynamic 101080 101081 101082 101083 101084 101085 101098 101099
ipv6 tunnel secure filter in  101024 101025 101026 101027 101000 101001 101002 101003 101004 101005 101006 101007 101008 101009 101010 101011 101012 101099

ちなみにこの辺の設定はWebからでも出来る。リスト番号(101000~101099)はRT107eのWeb設定上にも表示できる番号。これを外れるとWeb上には表示されない。
(一応PPの設定には200000代が使われるみたいだけれども)

 

WIFIの設定

とりあえずRT107eの設定は以上で終わり。
WIFIルータ(Aterm WG1800HP)をルータ機能をOFFにしてただのアクセスポイント(ブリッジモード)にする。

  1. 本体裏のBRIDGEにスイッチを変更して再起動
  2. 各種設定がルーターモードで使ってた頃から初期化されているので、設定し直す。
  3. WIFI繋いで見る。

最初困ったのが、WIFIに繋がるのに外部に接続できなかった。
これは単にパケットフィルタリングの設定ミスだった。
(確かinとoutを逆に設定していたのだが、それが正しかった場合上に書いた設定が設定ミスになる…)

 

WG1800HP標準機能のWakeOnLan設定を使いたい

WG1800HPにはこいつ自身がサーバになってWakeOnLANの送信ページを公開してくれる機能が付いている(Basic認証)

これには過去海外出張時に何度も助けられたのでどうにか使いたいが、これを使うにはポート開放が必要になる。

どうしてもポート開放したい

調べてみると、やはりPPPoE接続を併用するしか無いらしい。当然DS-Lite接続の安定した回線は望めなくなる。だが、このポートを使う時だけとか、このサーバを使うときだけ、とかで回線使用を振り分けることができるらしい。*3

参考にしたのはここ。

do-gugan.com

まずはWeb設定から普通にプロバイダを追加する。

    1. 詳細設定と情報→基本接続の詳細な設定→PP[01]の追加→PPPoEを用いる端末型ADSL接続(フレッツ・ADSLBフレッツ)
    2. あとは適宜設定。(設定が終わった時点からPPPoE接続に切り替わる)
    3. NATの設定
      追加したPP[01]の設定を開いて[静的IPマスカレード関連(フィルタの自動定義:80番~89番)]に設定。
      間違えて設定した場合、プロバイダ接続を切断しないと設定できないよと出てくるのだが、切断しても即刻つなぎ直されてしまうので、その場合は手動で設定する。

      nat descriptor masquerade static 1000 1 192.168.10.210 tcp 20017
      ip filter 200080 pass * 192.168.10.210 tcp * 20017

      こんな感じ。各パラメータの意味がわからん場合は、show config | grep masqの結果とWebページの設定項目を見比べたら多分わかる。

      ちなみにWeb設定から設定すると自動的にパケットフィルタリング側にもpassの設定を追加してくれるのだが、コンソールで設定した場合は勝手に変わってくれないので同様に変更する必要がある。

    4. フィルターによる回線振り分け
      今回は20017をポート開放したので、ポートが20017のときだけPPPoEを使うことにする。

      ip filter 500000 pass * * tcp * 20017
      ip filter 500001 pass * * tcp 20017 *
      ip route default gateway pp 1 filter 500000 500001 gateway tunnel 1

       受信を通したいわけだから500000だけでいいのかと思ったのだが、実際の動きをみたら500001だけでいいらしい。gatewayに適用した時の始点・終点の考え方がよくわからん。

    5. 設定保存(実際にはちょくちょくsaveしてよい)

      save

    6. 一応再起動(本当はしなくても良いっぽいんだけどPP追加したり消したりしてると変な動きをしていたのでしたほうが良さそう)

      restart

    7. 携帯からPPPoEのIPアドレスでサーバへアクセス
      確認くんで予めPPPoEのIPを確認しておかないと、普通に確認してもDS-Lite接続のIPが出て来るのでそれだとダメなので注意。

一応これでできた。
この設定で20017ポートへのアクセスはPPPoEで、それ以外はDS-Liteで通信している…はず(何回も速度測定と確認くんで確かめた)

 

ネットワークは本当に独学でやろうとしてもわからんですね。
何回これどういう意味ですかね?って誰かに聞きたいと思ったかわからん。今でも聞きたい。

上記以外に参考にしたページ

YAMAYA VPNルーター RT107e 設定メモ

ヤマハルータの基本的なフィルタ設定 : マロンくん.NET

YAMAHA RTX1200を買って自宅でDS-Lite(IPv6/IPv4環境)の設定をした話 - 通信系が好きな大学生

公式取説:
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/rt107e/Users.pdf

公式コマンドリファレンス:
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/china/support/download/manual/Rev.9.00.20/Cmdref_j.pdf

公式?コマンドリファレンス:
コマンドリファレンス

*1:Amazonで6000円ほどのNVR500はどうやら特殊なバージョンっぽいので中古品を買う人は説明書きをきちんと読みましょう

*2:どこかで何かと何かが併用できないみたいなのを見て日和った。でもなんだったか覚えてないから興味あったら調べてね

*3:ココらへんがコンシューマ向けには無いYAMAHAパワー!