ざくざくアクターズ、通称ざくアク。
forest.watch.impress.co.jpRPGツクール製のこの神ゲーを君に“プレイさせる”ためにこの記事を書く。
この中の一つでも当てはまるものがあれば、とりあえずざくざくアクターズをプレイしたほうが良いだろう。
- らんだむダンジョンをプレイしたことがある?
- RPGツクール製のゲームに抵抗がある?
- 下手な絵で作られた作品はプレイする(見る)に値しない?
- 仲間が沢山仲間になるゲームが好き?
- ひりつくようなボス戦が好き?
- 音楽が良いゲームが好き?
- ストーリー(シリアス・コメディ問わず)が良いゲームが好き?
- 国や街を発展・成長させていくようなゲームが好き?
- 本編を進めていくだけで進める事ができるサブゲームのようなものが好き?
- 茶番イベントも好き?
- まとめ
- ただ一つ注意してほしいこと
らんだむダンジョンをプレイしたことがある?
らんだむダンジョンをクリアしたことがある君はざくざくアクターズをプレイすべきだ。製作者は同じ人(はむすたさん)だ。
らんだむダンジョンを途中で諦めた君はざくざくアクターズをプレイすべきだ。システム面でらんだむダンジョンの痒いところが手に届くようになっているが、らんだむダンジョンの製作者らしいゲームとしての面白さはそのままに、本格的なRPGになっている。
RPGツクール製のゲームに抵抗がある?
君は「RPGツクールで作ったゲェムぅ~~?」とナメてかかっているかもしれない。
君はニコニコなどで転がっているネタ盛り盛りのゲームに辟易としているかもしれない。
しかし、君は本当にRPGツクールで作られた「システムを含めた本格的に作られたRPG」をプレイしたことがあるだろうか?
やったことが無いなら、君はざくざくアクターズをプレイすべきだ。意識が変わる。
やったことがあるなら、君はざくざくアクターズをプレイすべきだ。なぜなら面白いからだ。
下手な絵で作られた作品はプレイする(見る)に値しない?
実際のところ、ざくざくアクターズは、らんだむダンジョンと異なり立ち絵・顔・ドットを全て素人である製作者はむすたさんの手書き*1なので、RPGツクールのプリセット絵や普通に絵が描ける人のものと比較すると下手だ。
しかし、耐えろ。ビジュアルを重視する君は一見しただけで、その内容を深く知ろうとも思わずに切る。見た目だけで物事を判断するなんて損だ。
実際のところ、ちょっと絵が下手(あるいは一般受けしない)だけどゲームの内容が面白いものはいくらでもあって、同じように絵が微妙だったり一般受けしなくても話がめちゃくちゃ面白い漫画だってある。
具体的には、ZUN氏の東方シリーズや、ONE先生の漫画「モブサイコ100*2」などだ。どちらも最近は"味がある"を通り越して普通に上手くなってきていたりするのだが、それはそれとしてこの2つは内容で評価されている。
#本筋からそれるが東方はシューティングだから向き不向きはあるだろうが、「モブサイコ100」はマンガワンを入れれば無料で読めるから読め。
ざくざくアクターズもその手のゲームだ。これで君は安心した。
君は今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
※あと、最後まで進めれば水着イベント(と言う名の大ボリューム追加コンテンツ)まで見れるぞ!
仲間が沢山仲間になるゲームが好き?
ざくざくアクターズは、全部で??キャラが仲間になる。
連れて歩けるのは8体、戦闘では4体までの操作だが入れ替えが可能。
これだけ見ればドラクエのようだが、全てのキャラに得意なこと・不得意なことがきっちり特徴付けられており、各キャラ限定的な強さやコンセプトをもった戦闘のプロフェッショナルをしっかり運用しなければならない。
そういうのが好きな君は、今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
ひりつくようなボス戦が好き?
ざくざくアクターズは前述した8人制戦闘システムを基準にしたボス戦の難易度になっており、かつ全てのキャラに特徴があるため、それらをちゃんと活かさなければ勝てないバランスになっている。
鍛えた4人で勝ち切る、なんて甘えたことは許されない。
強キャラ・便利キャラは居るが、完全に最初から最後までパーティの中に入っていたキャラは僕のプレイ中には存在しなかった(主人公すら外れることもある)。
特に、超高難易度戦と言われる特殊おまけボスは推奨レベル以下でも練られたパーティなら1~2時間ギリギリの勝負をして勝てるというようなこともできる。熱い戦いを繰り広げたい人にはぴったりだ。
そういうのが好きな君は、今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
音楽が良いゲームが好き?
ざくざくアクターズは当然のように音楽も良いのが揃っている。
なかには「この曲は他のゲームでも聞いたことがある」というものもある(それだけ評価されている曲が使われているということだ)
また、知っている人は知っているmozellさん(バンバードで有名)が、このゲームのためだけに作曲したものも含まれている。
バンバードって何?という方はこれを聞いてみよう。流しながらこの記事を読んでいるとちょうどいいかもしれない。
www.youtube.commozellさんを知っている人ならそれだけでやる価値があると思いませんか?ゲームの演出にあわせてmozellさんの曲が聞けるんですよ…。
面白いゲームと一緒に良い音楽を聞きたい君は、今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
ストーリー(シリアス・コメディ問わず)が良いゲームが好き?
ざくざくアクターズのストーリーは、大きな目的をもってそこに突き進むような物語ではない。
彼らが生きていく上で発生するイベントをコメディ・シリアスを行ったり来たりしながらストーリーを展開していく。
王道的展開もあるし、そうでないものもある、ただ言えるのは、良いってことだけだ。
ストーリーに関しては何を言っても面白みを奪ってしまいそうなのでここまでにしておく。
君は、今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
国や街を発展・成長させていくようなゲームが好き?
ざくざくアクターズは仲間を集めて国を発展させていく要素もあるゲームだ。
そういうの好きな君は、今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
本編を進めていくだけで進める事ができるサブゲームのようなものが好き?
ちょっと適切な言い回しが見つからなかったが、ざくざくアクターズは全編を通してサブゲーム的な、そういうものに満ちている。
それは仲間を集める要素そのものだったり、国を発展させる要素だったり、そういうことだ。そういう飽きさせない仕組みこのゲームにはある。
そういうの好きな君は、今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
茶番イベントも好き?
基本的に仲間にしたやつらとワイワイしながら進行していくため、ちょっと笑える茶番的なイベントもふんだんに有る。
この点はらんだむダンジョンと同じだ。らんだむダンジョンではこのサブイベントを見たいがためにアイテムを集めた人がたくさん居たはずだ。
そういうの好きな君は、今すぐざくざくアクターズをやるべきだ。
まとめ
と、まあ色々書いたのだが、これらの説明をわかりやすく書いたのが窓の社のレビュー記事だ。読んで、ダウンロードして、プレイしろ!
でも、本当はらんだむダンジョンからプレイして欲しい。
というのも、ざくざくアクターズは操作周りの痒いところに手が届くのに、らんだむダンジョンは時代故かざくざくアクターズと比べるとちょっと痒いところに手が届かない。
だから、ざくざくアクターズをプレイした後にらんだむダンジョンをしようと思うと、その若干の不便さにモチベが低下してしまうかもしれないからだ。
おまけに、この2作はほんのすこーしだけ、うすーく繋がりがある。といっても、アイテムのフレーバーテキストにちょろっと出てくる人物が出てくる程度のものだから、やっているとちょっとニヤッとできる。
別にらんだむダンジョンをやってなくても、本当に全く問題無いので興味が惹かれなかったらざくざくアクターズをやるだけでもいい。
ただ、この4Gamerのレビューを読んだら、君はもうらんだむダンジョンをやりたくなる。
初見なら実況プレイをして欲しいほどにマジで面白い。僕も身内向けに実況プレイをしていた時、言い過ぎではなく文字通り笑い過ぎて腹が痛くなったのを覚えている。
君は、今すぐらんだむダンジョンかざくざくアクターズをやるべきだ。
ただ一つ注意してほしいこと
主人公の口癖が強烈なのだ。
僕がざくざくアクターズをプレイする頃には既にらんだむダンジョンをプレイ済みだし、「絵が下手」な作品にも理解を深めるタイプの人間になっていた。
にもかかわらず、主人公の口癖を最初見た時「えっ、この主人公キツいわ…やめようかな…」とマジで思った。マジで思ったんだけど、慣れた。
つまり「キツいわ…」と思っても慣れるまでやれ。嫌悪感を抱くほどではない個性には、人は慣れる。
もし嫌悪感を感じてしまうようだったら、無理に頑張れとは言わない。
これは「絵が下手」を許容できて「良質なストーリー」が約束されていたとしても、主人公の個性を許容できないと常にストレスを背負うことになるからだ。そうなるとゲームが楽しめなくなってしまう。
この現象はなろう系などのWeb小説を読んでいると頻繁に現れて、僕はかなりの確率でその小説を読むのをやめる。だから主人公のキャラが肌に合わないと思ったら無理には勧めない。
僕が事前にここに主人公のキャラクター(個性)について書いておけば、この内容を読んだ人がハードルを上げて「なんだこの程度のことか」と許容してくれると思ってこれを書き記す。
(と、ここまで書くほどひどいのか…と思うかもしれないが、僕が考えていた主人公像とのギャップが凄かっただけで、客観的に考えると別にそこまでひどいものではない気もする)
終わり。