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#untitled note

私的な考えとかメモ、その他トラブルシュート

けものフレンズ11話 気付きと感想

衝撃的なアニメ話だけ感想文を残すこのブログですが、やってきましたけものフレンズ感想文。

 

事の発端はこの方のツイートでした。

難しい話は考察班におまかせして、私もこのような気付いた事を感想と共に書いて行きたいと思います。

 

既にご認識の通り、11話は1話から10話の総集編であります。

わたくしこの話を見ている時にこのシーンからもう涙溜めて見ておりました。

気分はかばんちゃんのお父さんでした。

 

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整理していきましょう。

かばんちゃんの明確な先導

これまでかばんちゃんは、ほとんど常にサーバルちゃんの一歩後ろを歩いてきました。

未踏の地を歩く時、新しいフレンズと出会う時、常にサーバルちゃんの一歩後ろです。

ボスを先導にして横並びで歩いていたり、サーバルちゃんが居ないときには自ら前に出たりすることもありますが、かばんちゃんは間違いなくサーバルちゃんを頼りにして居ました。

f:id:rizenback000:20170324005007j:plainさばんなちほー

f:id:rizenback000:20170324005039j:plain新しいフレンズとのコンタクト

f:id:rizenback000:20170324005048j:plainボスを前にして横並び

f:id:rizenback000:20170324005101j:plainサーバルちゃんと別行動で前へ

f:id:rizenback000:20170324005127j:plain別行動できてもサーバルちゃんが居るとやはり少し後ろ

f:id:rizenback000:20170324005136j:plainロッジ内でも

それは、もちろんサーバルちゃんが好奇心旺盛、誰にでも分け隔てなくコミュニケーションを取るという性格もあるでしょうし、かばんちゃん自身が未開の地やフレンズに怯えが強いことも関係しているでしょう。

 

しかし、ここまで明確にサーバルちゃんの前に出て、何かをしたいと言いサーバルちゃんの前を歩くのは今回が初めてです。

私はこのシーンで既に目に涙を浮かべています。

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サーバルちゃんのかばんちゃんへの理解

サーバルちゃんを牽引するかのように前を歩くかばんちゃんの体力に反して、サーバルちゃんはヘロヘロになります。

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休憩を提案してホッと一息。


ですが、サーバルちゃんから次に出てきた言葉が「突然どうしたの?」などのかばんちゃんの行動への疑問ではなく「かばんちゃんは皆が心配なんだよね」と言います。

1話からかばんちゃんの良いところをずっと見てきたサーバルちゃんは、かばんちゃんが成長して変わっていき、普段と違う行動をしても十全の理解を示すのです。

こんなに尊いことがあって良いのでしょうか。私は涙を堪えるのが精一杯です。

 

これまでの総集編

わかりやすい点で言えば、きのゔぉり(木登り)!ですが、実際には1話以外からも色んなところから「これをしていなければ」というのが盛り沢山でした。
できるだけ時系列順に行きましょう。

 

地図を知らなければ

四神(漢字これでいいのかな?)の位置をミライさんから聞いた時に説明のあったパンフレット地図は、1話でかばんちゃんが見つけてからずっと使ってきたものでした。

このパンフレットが無ければ四神の位置が分からずに詰んでいた可能性があります。

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かばんちゃんの覚悟と成長 / 役割分担をしていなければ

かばんちゃんはミライさんの音声メモから、セルリアンの誘導にバスを使って海を目指す、海についたら船に乗せて動かして沈めるという案を立案します。

 

当初かばんちゃんの目的はヒトが住むちほーを海の外に探しに行くことでした。

しかしサンドスターの山に踏み入れてから事態は一転してしまいます。

その一方で、山に登ったおかげで、かばんちゃんは海の向こうに陸がある(他のヒトが居る可能性がある)ことを気付いていました。

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それにも関わらず、かばんちゃんはサーバルちゃんが戸惑ってしまうほどの作戦を立案し、即答で「いいのサーバルちゃん。そんなことより」と言い、立案から役割分担・実行を行いました。*1

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この役割分担は、5話の得意な事を得意なフレンズが分担して実行するという、設計と建築の「役割分担」という提案していなければ無かったかもしれません。

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バスのライトで暗闇を照らすことを知らなければ / バスが分離出来ることを知らなければ

作戦にはまずバスのライトを使いました。

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これは4話のスナネコちゃんの住処から繋がるトンネルを通らなければ、バスにライトが有ること、暗いところで明かりを照らせる事を気付かなかったかもしれません。

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またこのシーンはバスを運転席と客を乗せる部分(名称わからないのでカーゴとします)を切り離しています。

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カーゴがついていてはバックで走行して逃げることなどまず不可能です。

切り離した描写はありませんが、ボスが自主的にやったか、あるいはかばんちゃんがボスにお願いしたとしか思えません。

もしバスが最初から完全な状態で見つかっていれば、カーゴを切り離せる事もわからなかったかもしれません。

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火を知らなければ / ちゃんばら棒を作らなければ

かばんちゃんは不測の事態が起きれば火で誘導すると予め決めておきました。

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火という存在は、7話の図書館で調べて木や紙が燃やせる事を既に知っており、料理でも利用しました。

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さらに松明代わりに使われているのは、6話で使ったちゃんばら棒でした。
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火を利用したことが無ければ、紙や木を燃やせると知らなければできないことです。

 

船を知らなければ

ヒグマさんのちゃんばら棒に火をつけた後、船に近づいた後の話をもう一度しました。

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ここでかばんちゃんは、ボスに向かって「セルリアンが船に近づく位置まで行ったら、ラッキーさん、船の明かりをつけて動かしだしましょう」と言います。

僕は最初「おや?」と思いました。

 

最初の作戦では、「僕とラッキーさんで船を動かします」と言っていたのに、ボスにもう一度言った内容は「僕」が居ない気がしたのです。

作戦立案時の内容ではボスと自分で臨機応変に対応するという内容だったのが、ボスに予め決めた内容に変化したためでした。

 

結果的に言えば、これはボスに下したお願いでした(この後に入るボスと目線を合わせるかばんちゃんのシーンを見ると命令にも見えます)。

かばんちゃんが居ない状態でフレンズへ反応しないことは周知の事実ですので、予めお願いしておいたのです。

このお願いは、10話で予め「船がラッキービースト単体で動く」ことを確認していないとできないお願いです。

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木のツルの利用方法を知らなければ / 命綱を知らなければ

かばんちゃんはサーバルちゃん救出の為に大木にツルで作った命綱を巻きつけて動き出します。

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これは2話で飛び橋を作る際にツルを利用しましたし、3話ではその応用で命綱も作りました。

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 木のツルの有用性を理解していなければ出来ないことです。

 

木登りをしていなければ / 幅跳びをしていなければ

そして木登りを始めます。

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サーバルちゃんが教えてくれた木登り。

最初はサーバルちゃんの手助けがあってようやく登れるようなものでした。

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8話ではサーバルちゃんの手助け無しで木登りが出来るようになっていました。(サーバルちゃんが最後だけ手を伸ばしているので、引き上げるところだけ手助けしてあげてるのかもしれません)

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そして11話。今までの木登りがここでも発揮されます。何度ずり落ちようが登ります。

登る途中、セルリアンの方を見て「この距離からなら…」と呟きます。

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これは1話の水辺の飛び石ジャンプを失敗して着水したおかげで、自分のジャンプできる距離を身をもって知っているからこその呟きでした。

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そして遂には、サーバルちゃんの掛け声を自分で出しながら上りきります。*2

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言うまでもなく私は画面が滲んでしょうがない状態です。

この後かばんちゃんは、走って、飛んで、サーバルちゃんを救い出すことに成功しました。

サーバルちゃんが「逃げたり隠れる時に便利だから」と教えてくれた木登りは、そのどちらでもなくサーバルちゃんを助けるために使われました。

サーバルちゃんに出会って、木登りと幅跳びを経験していなければ絶対に出来ていないことです。

 

1話でサーバルちゃんはかばんちゃんを助けて、かばんちゃんはサーバルちゃんを間接的に助けました。

11話でもサーバルちゃんはかばんちゃんを助け、かばんちゃんはサーバルちゃんを今度こそ完全に助けました*3

 

パークの危機を許していなければ

アライさんは1話で「パークの危機なのだ」と言いながら、かばんちゃんの帽子を追いかけていました。

最初こそ「パークの危機ってどういうことだ?」だったのですが、8話でその意味がわかります。

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「つまり、そいつはぼーし泥棒なのだ!あんな巨悪を許してはパークの危機なのだ!」

 

アライさんが最初に見つけた帽子がどういう経緯でかばんちゃんの元に来たのかは分からないのですが、「なるほど、フレンズからするとそうなるのか~」とクスッと笑えるような理由でした。

その他にも羽を見てラッキービーストが喋り出した「フレンズに関係する重要なものが埋設されている事がわかった」という内容を元に「お宝が待っている」などとも言ったりしていましたが、パークの危機を許さず、しつこく、相手がかばんちゃんだと気付かないまま後を追いかけて来ました。

 

その結果、遂にかばんちゃんを捕捉することができます。

しかし、かばんちゃんにそんな記憶はなく、またこれまでのかばんちゃんの行いを人伝に聞いている自身の体験とフェネックの言葉を認めて、パークの危機を許して帽子を羽根つきで一旦返してくれます。

この際素直に「飛びついてごめなさいなのだ」と謝るのも大変に◎

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長くなりましたが、これで帽子が本来ある形になりました。

そして、それを確認したボスは四神の位置を喋り始めます。

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アライさんが「パークの危機」と称したパークの危機は訪れませんでしたが、実際の「パークの危機」に役立つものを運んできてくれました。

この羽根が無ければこの情報はもたらされなかったかもしれないのです。

(アライさんの会話や、1話の羽根を見た後のボスの反応、このシーンを見ても羽根がボスのメモを呼び起こす事は密接に関係していると見て取れます)

 

またアライさんはフェネックも連れてきてくれました。

ミライさんの音声メモにあった東西南北をかばんちゃんはわかりませんでしたが、フェネックは理解していたおかげで一瞬にして東西南北が解決します。*4

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そしてこのシーン。大量のサンドスターロウ(?)が放出された際にボスが「非常事態宣言とお客様への避難勧告」を通達します。

しかし、かばんちゃんは、「お客さんじゃないよ」と否定。

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お客さんでなければ何なのでしょう?自分が何者かも分からなかったかばんちゃんは、お客さんではないことはわかりました。

帽子を被ったかばんちゃん、ボスの目に映るそのシルエットはミライさんそのものです。

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ボスはかばんちゃんの言を認め、かばんちゃんを暫定パークガイドの権限を付与します。

まるでボスに自我が宿っているようでもあり、「お客さん」ではないという否定と両方の羽がキーとなったようにも見えます。

あるいはその全てなのでしょうか。

 

 ボスへのお願いはこれまでもしてきたので、はたしてこの権限付与に意味があるのかはまだ分かっていません。12話で語られるのかもわからないところです。

 

食べないでください

これまで事あるごとに「食べないでください~!」と言っていたかばんちゃん。

 冒頭にBigDogセルリアンから剥がれ落ちた破片セルリアンに対してサーバルちゃんに身を守られるようにしていたかばんちゃん。

11話でも初めて会うフレンズ(ヒグマとアライさん)に会うなり「食べないで」と言っていたかばんちゃんですが…

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まとめ

どうでしたでしょうか。

過去にコレをしていなければ、かばんちゃんはこの行動を取れたのだろうか?そういうものが沢山あったように感じないでしょうか。

 

おかしな話ですが、これらのほとんどの気付きは、普通のアニメならありえないかもしれません。

なぜなら、かばんちゃんの行動は、ほぼ全て出来て当然の、当たり前の行動だからです。

ですから私は最初に11話を見たときに気付けたのは少なく、何の違和感も持たずに見ていました。

もっとも、11話の衝撃が強すぎたということもあるのですが、これに気付いて感動できるのは、けものフレンズをドハマリして見ているヒトだけかもしれません。

 

12話を待て

何にせよ11話は、かばんちゃんの成長が最大限に描かれており、これまでやってきた事の全てがフィードバックされて利用されたり、これまでの旅でしてきた事がアライさんやフェネックを引き寄せたりと無駄ではない事を教えてくれました。

かばんちゃんの成長とサーバルちゃんとの信頼関係、そして怒涛の話の流れには涙無しには見れません。

 

それ以外にも、OPにツルが追加されている(調べたところ7話からの追加でした)、EDのフレンズシルエットが無い、次回予告が廃墟化、爆撃機疑惑、不発弾などOP・ED・本編・次回予告全てに衝撃を散らした11話のインパクトは凄まじいものでした。

見た後あまりの衝撃にもう何も手につかなった程です。次の日になってもう一度見て、ついでに1話をもう一度見て、冒頭のツイートを見て、今に至ります。

 

こう書いてみると、かばんちゃんは今までに準備してきたことを全て出して、そして特に羽根を揃えてくれた流れは完全に、かばんちゃんの追い風になっているようにも見えます。

だからきっと大丈夫。12話を待ちましょう。

 

たつき監督を信じろ

*1:私はかばんちゃんの成長の影に西住みほを見ました。バスに乗り込み前線で操縦手(ボス)に指示を飛ばすのもまるで西住みほでした。

*2:ここホント涙堪えるの無理

*3:まだ分かっていませんが、きっとそのはずです

*4:フェネックはアライさんが突っ走るからと言っていましたが、東西南北が分かったからかばんちゃんを追跡できるのか?というのはちょっとわからないけれど。